「赦し」は幸せになる最高の手段
「赦し」は幸せになる最高の手段
「赦し」とは自分の幸せを
積極的に求める決意です。
赦しとは、相手を責めない
咎めないという事です。
決して許される事では無い事、
それはもちろん
償わなければならないでしょう。
問題はそこではなく被害者が
さらなる被害者となるのは
「赦さない心をずっと持つ」
と言う苦しみです。
相手を責め続ける心。
相手への復讐心の心。
相手への怒りの心
この心がその人の心を
汚すのです。
もちろん多くの人は、
そう言う心を持たされたのは
加害者の所為だと言い、
赦せないのは当然だと言います。
ですが、その心を持つ事を
自身で選んでいるんです。
それが自分を苦しめる事に
なるのです。
その苦い思いが自分の心を
どんどん苦くしていくのです。
そして、その苦い思いが
心の平安が奪うのです。
その辛さは、
加害者の所為だとして
恨み続ける事が
正当、正論だと思い込む事
で更に、その恨み感情を
ブーストしていくのです。
そして、あらゆる事に対して
責任転嫁をする事で、自分を
正当化し相手を責める心を
助長します。それが、
人を裁きやすい心にも
なっていくのです。
「憐み」の心が無くなって
行くんですね。
その、責任転嫁を正当化する
事が人間の弱さかと思うのです。
人間の罪の故だと言えます。
その心で苦しんでいるのは
自分でその心を
選び取っているからです。
相手を恨んで責めても
何も変わりはしません。
その嫌な思いで
自分が損するだけです。
向こうが謝ってきても
自己感情が赦さない。
自分の気持ちが
収まらないと言う事です。
「赦す」と言うのは
加害者を責める心から
離れる事と言えます。
「赦す」という事は
あなたが決める事なんです。
相手をこれ以上責めない。
恨まない。
復讐心を抱かない。
と感情ではなく
考え方で決断する事です。
感情を殺して赦すなんて
できないと言う人は多いです。
でも。
実際できるんですよね。
他人の過ちを赦せなくても
同じ過ちでも自分の子供なら
赦せるんですね。そして、
自分でした過ちも
自分で自分を赦すんですね。
赦すという事は、
自分の幸せや平安を
奪われない為なのです。
誰の為でもありません、
あなた自身の幸せの為です。
とげが指に刺さり
放置しておけば
いつまでもちくちく痛い。
放って置くと
そのうち抜けなくなって
それが時折ちくちくと痛む。
しかし、
とげを早く抜けば
その時は痛みがあっても
ずーと後の痛みからは
解放されるのです。
そのとげを抜くという事が
「赦す」と言う事だと思います。
トゲを抜く＝咎を抜く
＝咎めない
と言う事です。
相手が謝ってきても、
謝らなくても、
対処方法は同じことです。
自分の心を守ると言う
でしょうか？
恨み、憎しみや復讐心は
どんなに正当な事であっても
暗黒面に行ったアナキンの
ようになってしまうのです。
（スターウォーズ
知っている人は判ります。）
イエス様はローマ兵が
自分を十字架に釘付けする
時に言われました。
「父よ彼らを赦して下さい。
彼らは何をしているか
分からないでやっているのです。」
ローマ兵は自分たちは
何も分らずにただ
従事している務めを
しているだけです。
誤解をして自分勝手に
人を悪い奴だと決めつけて
その人を間違って裁き
恨み続けている人も居ます。
現に私もそういう人達に
何人も出会いました。
そう言う自分の謝った
判断で人を責めて
恨んでいるならこれほど
不幸な事はありません。
そう言う失敗になるよりも、
積極的に「赦す」ことの
方がすべてについて
優れているのです。
「赦す」と言う事が
神の国すなわち平和を
求める方法です。
自己感情でなく、
私達を創った神様の
方法に従う事で
平和を見出すのです。
それは忍耐が必要です。
でもその忍耐の向こうには
希望があり、あなたの幸せ
が約束されている。
それを信じて積極的に
赦します。
それが信仰の人です。
戦争は神の言葉に
従わない故に起こる現実。
赦し合えるところに
本当の平安があるのです。
それが神の国を
求める事なのです。
自己主張し感情のままに
人を赦さないなら神の国は
平和を保つ事が出来ない。
神様の夢は
平和の国だからです。
だから、イエス様は先ず、
神の国と神の義とを
求めなさいと言われました。
神の国を求める事の手段が
「互いに赦し合う」
と言う事になります。
誰も責め合わない！
誰も裁き合わない！
そう言う場所が神の国です。
もちろん、
悪いことを許す事は
ダメです。
「赦す」と「許す」
は意味が全く違います。
「赦す」という事は
相手を責める心を
緩める事なのです。
それは自分の幸せの為です。
もちろん、
加害者の過ちは
償って頂くのは
当然な事です。
「赦し」は神様の命令で
それは、神の国の民に
なるための大切な大切な
事なのです。