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「赦す」事は自分の幸せ

「赦す」事は自分の幸せ
何気ない相手の言葉を悪いように取るのは何故?
心理カウンセラー大嶋信頼さんの話を
拝借しました。
みなさんは、人に言われたことを
思い出して夜眠れなくなる、
という経験はありませんか。
私が職場の人に提案をしたところ、
「あ、それは必要があったらやりますね」
と職場の人にサラッと
かわされたことがありました。
「必要があったらってどういうこと?
それって私がアドバイスした内容は
無駄なことって言っているの?」と
自分がバカにされているような
気持ちになります。
夜に眠ろうとしたときに、
急にその光景が思い出されて、
相手に対する怒りが
どんどん湧いてきます。
「私の仕事のやり方がおかしいと
バカにしているのか!」と
頭の中で相手と戦ってしまって、
怒りで眠れなくなってしまうんです。
それだけにとどまらず、
これまであった相手とのやりとりで
不快だったことが次から
次へと思い出されて、
「なんで私はあんなに失礼な態度を
取られなきゃならないんだ!」と
頭が興奮してしまい、
気がつくと明け方になっています。
「あの人のことを考えていたせいで、
全然眠れなかった!」とますます
嫌な気分になってしまうんです。
自己肯定感が低いせいで、
相手の気持ちを考えすぎてしまう
布団に入ったときに相手のことを
考えてしまうのは、ただ嫌な出来事を
思い出しているだけ、
のように見えますが、
心理学的な観点でいうと、その背景に
「自分の言ったことやったことを
振り返って、相手とどうやったら
仲良くなれるんだろう?」
という思いが隠れていることもあります。
「私のことをバカにしている!」
とむかつきながらも、
「私のどこかにバカにされるような
ところがあるのかも?」と思い悩む。
自分がどうしたら相手から理解されて、
どう行動したら相手と対等な
立場になれるのだろう? と
無意識のうちに考えているのです。
実は、自己肯定感が高くて
「相手から認めてもらうなんて関係ない!」
と思える人なら、相手の言動は
気にならないんです。
私の場合は自分に自信がなく、
自己肯定感が低いので、
心のどこかで
「自分よりも相手の方が上!」
といつも思っていて、どんな相手でも
「私よりも優れている」と思ってしまいます。
小学生からバカにされても、
「あの小学生は私のことをどう思ったんだろう」
と小学生の気持ちを考えてしまうこともあります。
小学生より自分は下だ、
と思っているということですね。
なぜこんなふうに誰よりも
自分のことを劣っていると
考えてしまうかと言うと、
「自分の中は空っぽで何もない」
と思っているからなんです。
他の人の中身はちゃんと
詰まっているけど、
自分の中身は空っぽで、
「みんなと同じように
中身があるように装っているだけ」。
だから、「中身がないことを
見破られたらどうしょう?」
とおびえているんです。
いやいや、
そんなことを言いながら、
散々頭の中で相手にダメ出しを
しているじゃない! と読者の方には
思われるかもしれませんが、
突きつめていくと
「自分の空っぽさを見破られて
見捨てられるのが怖い」
と思っているということなんです。
その人の心は完全に縛られています。
自由ではないという事なんですね。
これは自分で自分を自ら縛っているんですね。
気にならないようにできるんですが自己憐憫する人は
自分の弱さを自分でカバーしようとする防御反応を
自ら作っていると言う事です。
自分の首を自分で締めているような
事なのですね。
相手の言動の所為にして勝手に責められていると
自分から思い込んでいるという事になります。
それは相手への憎しみ、怒り、復讐心へと
向かいます。これでは自分に平安はありません。
これは悪魔の思うつぼなんですね。
そこで、「赦す」と言う神の御子イエス様の
言葉が私を180度変えて行きます。
「赦す」と言う英語は For give です。
自分よりも、相手に与えると言う事でしょうか
自分が負けてやる。という事でしょうか。
自分は大丈夫だと思っている人は相手を赦します。
小学生相手にムキになってケンカする大人は
居ませんよね。むしろ負けてあげますね。
相手と比べて自分が劣っていると言う認識が
自分の幸せを奪うのですね。
「赦す」とは
他者からの罪・過失・無礼などを
とがめない、責めないことを意味します。
「赦す」とは相手を責めない事です。
そうすれば、自分の心が自由に成り
解放されると思います。時間はかかりますが、
そうして、心は平安に成ります。
相手に負けまいとする負けず嫌いの人は
良い拍車になるかも知れませんが
自己劣等感のひどい人は
自分で自分を縛る事にもなります。
私達人間を創造された神イエス様は
私達に教えます。これは人間を一番
よく理解されているからこそ真実です。
「赦しなさい、あなたが赦される為です。」