モーセの律法が有効なのは

モーセの律法が有効なのは
その律法が有効なのは制定者が
生きている間だけ。
あなたがたは知らないのですか?
(私は律法を知っている人たちに話してます)
律法が人を支配するのはその制定者が
生きている期間だけです。ロマ書7:1
このパウロの例えが
イエスキリストの十字架の意味を
説明しています。
                                         
モーセの律法はユダヤ人だけです。
パウロはロマ書2章でも、ユダヤ人と
異邦人を区別して説明してます。
                                 
出エジプト記20章の十戒の中で
安息日の規定がありますが、
外国人の寄留者も安息日を
守るように教えますが、
それ以外はユダヤ人のみです。
異邦人は律法の下に無いので
ルール違反が無くお咎め無しかと言うと、
パウロによると、自分の心にある良心が
基準になると言います。しかし、ルールが
無い所にはルール違反の罰則が
生じないのです。
                              
しかし、実は異邦人も既にルール違反を
していたのです。
それがアダムのルール違反での死罪です。
このアダムの故に全世界の人は
生まれながらにして罪(神から離れた状態)と
罪過(アダムのルール違反)の2つの要素で
罪の状態なのです。
イエス様はエデンのルールの制定者でもあり、
モーセに与えた律法の制定者でもあるのです。
                                  
そのイエス様がキリストとしてこの世に
肉体を持って降臨され十字架で死なれたのです。
                                
ですので、ルールの制定者が死なれたので、
律法の違反が問われなくなったという事です。
                              
これが旧約聖書の(律法と預言者)の
完成だとイエス様はマタイ5:17で言われたのです。
                                
イザヤ書53章の成就なのです。
それで、ルール違反の罰則が帳消しになったので
後は、アブラハムの恵みの約束だけが私達に
福音として有効になったのです。
これが神の一方的な恵みと愛なのです。
                                    
アブラハムの信仰の義に倣う、
すなわち、蘇られたイエス様を
信頼し従う信仰による義です。
                                             
イエス様を信じる人はアブラハムの霊的な
子孫として神の子とされるために、聖霊が
送られると言う事なのです。
                                
また、蘇られたイエス様の新律法は
第一に、「主なるあなたの神を愛せよ」
これは十戒の1~4番をまとめた戒めです。
第二に、「あなたの隣人をあなた
自身のように愛せよ」これは、
十戒の5~10番に相当し、まとめられた
戒めです。 
                               
イエス様は私を愛するなら戒めを守りなさい
と言われました。第2の戒めを守るなら
第1の戒めを守る事になります。
ですので「互いに愛し合う」という事で
律法全体を守ったことになります。
モーセの律法のように具体的な戒めでは
なくなったのです。
                               
例えば、道路交通法が日本にもあります。
速度違反や駐車違反、一旦停止違反が
いろいろありますが、目的はスムーズで安全に
交通事故やトラブルが無いようにするためです。
ですので、道交法を一つにまとめると
「人を傷付けずに、平和で安全な
 生活を維持しましょう。」
となると思います。
                                 
イエス様は平和な神の国を造るために
「互いに愛し合いなさい」
と定められました。
モーセの律法は自分の間違いを
具体的に知る要素です。
その役目として有効かと思います。
                                     
これが聖書の大切な救いに至る説明になります。

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