親孝行が幸せを呼ぶ

親孝行が幸せを呼ぶ
有名なミレの「落穂ひろい」の絵です。聖書のルツと言うモアブ人の女性で、ユダヤ人ではないのに彼女はキリストの系図の一人として出てきます。彼女はナオミと言うユダヤ人女性の息子と結婚しましたがその息子が結婚後まもなく亡くなり義母ナオミと二人だけになりナオミに親孝行を尽くしました。その孝行ぶりを現わしたのが「落穂拾い」の絵になります。
ルツは老いた姑ナオミの為に大麦の落穂を拾って賄っていました。その畑の持ち主ボアズはユダヤ人でナオミの親戚でしたが、その親孝行ぶりを見てルツを妻として迎え入れ、幸せになりその子供オベデ、エッサイ、ダビデが生まれ、そしてキリストが生まれるという信仰の系図の一人なのです。ナオミはルツにモアブの故郷に帰らせようとしますが、ルツはユダヤ人の神を自分の神としたくてナオミに「あなたの神は私の神です。」と言い、決して離れずに親孝行をしたのです。
モーセの十戒の第5戒は「あなたの父母を敬え、そうすれば祝福される」と言う戒めがございます。親を愛する事は神を愛する事と相関関係があります。親を愛する事は神を愛する事の出来る人で義とされますが、親に反発する子は神にも反発するものとして罪とされます。罪とは的外れと言う意味です。親子関係、神己の関係を大切にしないのは的外れ(罪)だという事なのですが、親子関係を大切にし神己関係を大切にする人は義とされこの世でも幸せに暮らす事ができるのです。
昨今、親を大切にしない子が増えてます。親も子を大切にしないからです。人を創造してくださった神の愛を知らずに神との関係を良くしないが故に自己中心の考えで生活する。そのことが家庭崩壊の大きな要因の一つだと考えます。子供を神からの授かりものとして大切にしない親は、子供も親を敬わずに家庭はどんどん崩壊していき不幸になっていきます。
この私も神様を26歳で信じ受け入れた結果、神様に感謝する心が親への感謝へと繋がる事になったのです。今では神様を知った恵に本当に感謝しております。正常な神への信仰は親子関係をも正常にしていきます。正しい信仰生活は親子関係をも回復すると信じます。神を信じる信仰と親子関係は相関関係があると思います。親を憎んで恨んでいる人は親を赦す事が必要です。もちろん親も子供を神の賜物として一人の尊い人格として大切に扱わないといけないです。子供を決して自分の所有物として好き勝手に扱ってはいけません。まずは創造神であるイエス様を信じ父なる神に感謝する事、そこに人間本来ある神の幸せがやってくると信じます。人間の幸せは神との関係から来ると固く信じます。