庭の主人に見せたかった花たち

庭の主人に見せたかった花たち
大切にされていた庭の
剪定の依頼を遺族の方から受けた。
去年逝去された方ですが
花を愛していた事がよくわかります。
40歳の若さで逝去された庭の主人は
末期癌であったそうです。
来年も花を楽しみにしていた事でしょう。
人は死を迎える時初めて
生きるを考える。
生きているときは
生きている事を意識しない。
番組で坂本龍一さんがガンとの闘病中
生きるのがめんどくさい
と言ったそうです。
生きる意味を考える瞬間は、
本当に大切な事ですね。
私も死ぬ覚悟を感じた事がありました。
なんで生きているのだろう?
なんで人間は存在しているのだろう?
なんの為に人間は生きればいいのだろう?
この花達を見て悲しく思った。
花達は何故こんなに奇麗に咲くのだろう?
真実を知れば花の美しさを
もっと感謝できたであろうと
光に透かされた花達を見ながら
慰めの思いで祈った。